「多様性を認める」という価値観は一部地域の特色
本書によれば アメリカは11の異なる国に別れているのだという。それはヤンキーダム、ニューフランス、ニューネザーランド、ミッドランド、タイドウォーター、深南部、アパラチア、エル・ノルテ、極西部、レフト・コースト、ファースト・ネイションである。
奴隷制や民主党支持か、共和党支持かの違いで、深南部とヤンキーダムの違いはなんとなくイメージがあったけれど、アパラチア、ミッドランドあたりの、ボーダーランド人やドイツ系移民の背景はよくわかっていなかった。
「ファンタジーランド」は前半、ネイションと宗教について多くのページを割いていたが、「11の国のアメリカ」はそれをさらに細かく追っている。11のネイションという枠組みも分かりやすい。